アンナ・フロイト曰く

 

講義1コマ分の値段を考えながら
先生の話を聞き流す
お気に入りの本のページをめくる
アンナ・フロイト曰く
「青年期は本質的に平和な成長が阻止される時期であり、かつこの過程において安定した平衡状態が保たれているとしたら、そのこと自体が異常である」
だって。
19才(もう少しでお誕生日を迎えて20歳になってしまうけれど)、それはもう青年期のど真ん中に居座っている。つまり私は青年期。
青年期とか思春期とかいう分類に反発する年齢ではないのだ。あなたも私も。あるべきところに存在できるということは、大きな安心感を与えてくれることを知っている。
愛について考えて、寂しさと上手に付き合う術を身につけて、涙でマスカラを落とす。
眠れない夜は時計の秒針の音じゃなくてあなたの寝息に耳を傾けられたなら、どんなに幸せなのかな

 

これはまだ19歳のころに書いた文章