最終形態
変わらないことに安心感を抱いてはいけない。変わってしまったことを悲しんではいけない。大事なのことは共に変化をすること。
どちらかが置いてけぼりになったり、別々の道へ行くことを、私たちは憎みながら許しながら生きていかなくてはならない。
ハネムーンはイオンショッピングモールで
わたしのダメなところまで愛されたら
きっと泣きながら結婚を申し込んで
幸せになっちゃうな
見えない左の薬指にはめられたそれを
心のメモ
卵の殻の上を歩いてるような感覚がいつもあってもヒールが地面に当たる音はきちんと聞こえてくるんだからそういう所で現実を確認する作業しなければいけない
部屋の壁紙が白いこと
爪が伸びていないこと
たくさんある私の中にあるルールが
健やかであることに繋がっていてくれる
臨時ダイヤ
涙が落ちて煙草の火を消した
思考は煙と共に消えた
雨上がりぬかるんだ道で
地団駄踏んで空を仰ぐ
悲しそうな顔はやめて
横たわる不安と戦う
息ができない
もういい?
地べたに座り込んでも
夜が味方をする間だけ
手を繋いでいて欲しいんだ
覗く寂しさに知らん顔して
寝息の隙間に愛を見つけて
朝焼けが眩しくて泣きたい
ドラマ仕立てにした記憶たち
停止ボタンでサヨナラした
役割を果たさない薬たち
わたしの重みで砕いたら
スニッフして昇天完了
今にも沈みそうな船に乗る
崩れ落ちそうだ
もういい?
ここで泣き出しても
夜が味方をする間だけ
ただ側に居て欲しいんだ
そこにある温もりを感じて
溢れ出た言葉に愛を見つけて
触れ合える幸福を抱きたい
夜が味方をする間だけ
手を繋いでいて欲しいんだ
覗く寂しさに知らん顔して
寝息の隙間に愛を見つけて
朝焼けが眩しくて泣きたい
無題
蛇口から水が滴る音に耳を傾ける
冷たい床を這うようにして冷蔵庫へ
賞味期限がとっくに切れたケーキ2つ
見つめる先には何もない
空洞あるいは空虚あるいはそれは何
キスで昇天 3秒で天国
下品に笑って見せて
満点なんてとっくのとうにもらってる